完全マニュアル · 9章

VPNBu 完全マニュアル

サービスの位置づけ、プラン選び、登録と注文から、サブスクの取得、5プラットフォームへのクライアント導入、接続確認と日々のメンテナンスまで、順番に読めば一人で全手順を完了できます。最短ルートだけ知りたい場合は使い方ガイドへ。原理やパラメータ、トラブルシューティングの分岐まで体系的に確認したい場合は、このページに留まってください。

2026-09-18 更新 Windows / macOS / iOS / Android / Linux 対応 100+ カ国 / 240+ サーバー

サービス概要と利用シーン

VPNBu はサブスクリプション制のクロスボーダー・ネットワーク高速化サービスです。100+ カ国 / 240+ のサーバーを用意し、Windows / macOS / iOS / Android / Linux の5プラットフォームに対応、同時接続台数は無制限。登録にメールアドレスは不要で、ユーザー名とパスワードだけで利用を開始できます。有料プランはすべて60日間の返金保証付き。ここに挙げた点が以降のすべての操作の前提になるので、まずは覚えておいてください。

検索エンジンで「海外アクセス用ツール」といった言葉を調べている人でも、実際の用途は大きく3つに分かれます。1つ目はAIツール。対話型アシスタント、文章作成や翻訳、画像生成、コード補完などが該当し、これらは帯域よりも接続の安定性が重要で、リクエストが途中で切れるとやり直しになります。2つ目はストリーミング。ドラマや映画、スポーツのライブ配信、とくに4K画質が必要な場面では、回線の帯域と夜のピーク時間帯の制御能力が試されます。3つ目はクロスボーダー業務と資料調査。海外サイト、開発ドキュメント、学術データベース、リモートコラボレーションツールなどで、長時間つなぎっぱなしにしつつ、ときどき大きな通信が発生するのが特徴です。本サービスはこの3つの用途を軸にサーバーとクライアントを構成しており、サーバーの選び方もここから導かれます。

3つの回線タイプ

回線タイプの違いを理解しておくと、その後のサーバー選びもトラブル対応もぐっと楽になります。ダイレクト回線は現地のデータセンターに直接接続するため経路が最短で、ストリーミングや日常のブラウジングに向いています。中継回線は中継ノードを経由して目的の地域に接続し、コストと安定性のバランスを取るタイプで、ほとんどの日常用途に適しています。IEPL専用線はエンドツーエンドの専用チャネルで、他のトラフィックと混ざらないため夜のピーク時間帯でも安定し、ビデオ会議やライブ配信、大容量ファイル転送など安定性が求められる長時間接続に向いています。3つのタイプに絶対的な優劣はなく、用途に合うかどうかだけが基準です。深夜ならダイレクト回線が専用線より速いこともありますし、専用線の価値が本当に発揮されるのは夜のピーク時間帯です。

対応範囲について。サーバーは100+ の国と地域に分散しており、よく使われる地域には日本、アメリカ、シンガポール、香港、オーストラリア、オランダなどがあります。各地域にどの都市があり、どの回線タイプに属し、どのストリーミングに対応しているかは、サーバーページで一覧を確認できます。一覧のサーバーは運用に合わせて増減し、クライアントはサブスクを読み込むと自動で同期するため、手動で設定を差し替える必要はありません。

このページとガイドページの役割分担

使い方ガイドページは「最短ルート」です。登録から接続までの本線だけを残し、各ステップを短くまとめているので、画面に沿って進めるだけで完了します。このページは体系的なマニュアルで、各ステップの原理、パラメータの意味、例外ケース、トラブルシューティングの分岐まで書き込んでいます。初回利用のあとに見返す用途にも、具体的な問題が起きたときに章単位で調べる用途にも向いています。両者の内容は重複しません。ガイドページは「まず動かす」ため、このページは「なぜそうなるのかを理解する」ためのもので、ガイドページが意図的に省いたメンテナンス、更新、応用部分もカバーしています。

プライバシーと安全性について

通信は量子暗号で保護され、アカウントとプランの情報は本サイトのパネル内にのみ保存され、サブスクリンクはアカウントに紐づきます。ログポリシーとして、本サービスは閲覧内容を記録しません。この約束の範囲は明確にしておく必要があります。記録しないのは、どのサイトにアクセスし、どんな内容を通信したかという部分です。アカウントに関する必要最小限の情報(プランの状態、通信量など)は引き続き保持されます。そうでなければ課金も更新も成り立ちません。これはサブスクリプション制のサービスであれば避けられない部分です。

ひとことで言うと、100+ カ国 / 240+ サーバー、同時接続台数無制限、量子暗号、60日間の返金保証、メールアドレス不要の登録。この5つはサイト全体で統一した内容で、どのページの記載もここに合わせています。

プランの選び方:月額プランと通信量パック

本サービスの支払い方法は2種類あります。月額プランと、使い切るまでの通信量パックです。どちらも同じサブスクと組み合わせて使え、違いは課金方式と通信量のリセット規則にあります。選ぶ前に1つだけはっきりさせておきましょう。自分の通信量が「毎月安定している」のか「月によって大きく変わる」のか。前者は月額プラン、後者は通信量パック、あるいは両方の併用が向いています。

月額プランは3段階

プラン料金月間通信量向いている利用スタイル
ライトプラン¥9.9 / 月60GBテキスト中心の利用:AIチャット、Webページとドキュメント、メール
スタンダードプラン¥18 / 月250GB毎日動画を見るが、長時間の4K視聴までは求めない
大容量プラン¥28 / 月500GB4Kストリーミング、大容量ファイルのダウンロード、複数端末で同じサブスクを共用

月額プランの通信量は、契約日を基準に毎月リセットされます。契約した日が何日なら、以降も毎月同じ日にリセットされ、暦月の1日ではありません。通信量を見積もるときはここに注意してください。月の途中で契約した場合、最初の周期は1か月分より日数が短くなります。最初の周期の消費ペースをそのまま長期的なペースと捉えないようにしましょう。途中で下位プランから上位プランに変更する場合、支払い済みの料金は残り日数で按分し、差額を支払えば済みます。プランをもう一度まるごと購入する必要はなく、リセット日が変更になることもありません。

通信量パック

通信量パック料金有効期限
300GB¥158使い切るまで有効、期限なし
1000GB¥358使い切るまで有効、期限なし
3000GB¥658使い切るまで有効、期限なし

通信量パックが向いているのは2タイプの人です。1つ目は通信量の変動が大きい人。出張やドラマの一気見で特定の月だけ大量に使い、普段はほとんど使わないなら、月額プランの固定通信量はむしろ無駄になります。2つ目は月ごとのリセットに縛られたくない人。一度買っておけばいつ使ってもよく、月末に消える心配もありません。通信量パックと月額プランは独立した2つの課金ラインで、必要に応じて購入でき、どちらか一方しか選べないという関係ではありません。

自分の通信量の見積もり方

厳密に計算する必要はありません。3つの質問に答えるだけで、適切なプランが見えてきます。1つ目は、普段はテキスト系のアプリが中心か、それともよく動画を見るか。テキスト中心の利用(チャット、ドキュメント、Webページ、メール)は動画よりはるかに消費が少なくなります。2つ目は、動画を見るときに4K画質を求めるか。同じ内容でも画質が上がるほど消費は増え、しかも指数関数的に開いていきます。3つ目は、自分以外に同じサブスクを共用する端末があるか。同時接続台数は無制限なので、スマホ、タブレット、PCが同じ枠を同時に消費していることがよくあります。

  • テキスト中心でたまに動画:まずはライトプラン、足りなければアップグレード。
  • 毎日動画を見るが画質はほどほど:スタンダードプランなら安心で、毎日通信量を気にせずに済みます。
  • 4K視聴や複数人での共用:最初から大容量プランにして、月中に何度も追加購入する手間を避けましょう。
  • まったく見当がつかない場合:まず最下位プランで1か月試しましょう。アップグレードは残り日数で差額を按分するので、試行錯誤のコストはごくわずかです。

支払いと返金

支払い方法はAlipay / WeChat / USDTの3種類に対応しています。月額プランも通信量パックもすべて60日間の返金保証付きで、申請時に理由を書く必要はありません。この期間はよくある7日や14日よりずっと長く、実際の利用シーンをひと通り試すのに十分です。クライアントを入れて、サーバーにつないで、普段よく使うサービスを試してから、続けるかどうかを決められます。

プランの比較表、通信量パックの詳細、「すべてのプランに含まれるもの」の一覧はプランページにあります。決める前にひと通り目を通すことをおすすめします。

登録と注文:メール不要のアカウント手順

本サービスの登録手順は、一般的なメールアドレス登録より1ステップ少なくなっています。メールアドレスも、確認メールの待ち時間も不要です。ユーザー名とパスワードだけで登録でき、登録後すぐにパネルへログインして注文し、サブスクを取得できます。所要時間は通常数分です。入力項目が1つ減る代わりに手順が短くなる一方で、アカウントの復旧をメールに頼れなくなるという意味でもあります。この点はステップ3で詳しく説明します。

5ステップで登録と初回注文を完了

  1. 登録ページを開く

    ページ上の任意のCTAから、ユーザーパネルの登録画面へ進みます。リンクには言語パラメータが付き、パネルの表示言語はマーケティングページと揃うので、日本語と英語が混在することはありません。

  2. ユーザー名とパスワードを入力

    ユーザー名はアカウントの一意な識別子です。個人情報と無関係な文字列を選び、氏名のローマ字表記やよく使うニックネームは避けてください。パスワードは十分に長く、大文字・小文字・数字・記号を混ぜるのがおすすめです。メールアドレスによる復旧が使えないため、この2項目を入力したらすぐにパスワードマネージャーへ保存してください。

  3. パネルにログイン

    登録が完了したら、同じユーザー名とパスワードでログインします。パネルにはアカウント概要、プラン、ダウンロード、注文、チケット、設定などのセクションがあり、初回はアカウント概要が表示されます。

  4. プランを選んで注文

    プラン画面で希望のプランを選び、料金と通信量を確認して注文を送信し、Alipay / WeChat / USDTで支払いを完了します。注文の状態は注文セクションでいつでも確認でき、支払いが完了するとプランはすぐに有効になり、人による審査を待つ必要はありません。

  5. アカウント情報を控える

    ユーザー名、パスワード、契約日の3つは同じ場所にまとめて控えておきましょう。契約日は毎月の通信量リセット日を決めるもので、「今月はあと何日残っているか」を判断するときに必要になります。あわせて、注文セクションに表示されるプラン名と通信量が、選んだプランと一致しているかも確認しておくと安心です。

アカウント復旧の現実

メールアドレスがないということは、「パスワードを忘れた」ときの一般的な復旧ルートが使えないということです。これはメール不要登録の代償であり、登録の時点で向き合っておく価値があります。現実的な方法は2つだけです。1つ目は、登録時に認証情報をパスワードマネージャーへ保存しておくこと。記憶に頼らないでください。2つ目は、アクセス権を本当に失ってしまった場合に、チケットからサポートへ連絡し、アカウントの状況を説明して人手による確認を依頼することです。チケットの入口はパネルのチケットセクションにあり、メールアドレスがなくても送信できます。

そのため、ユーザー名とパスワードの選び方は一般的なサイトとは異なります。他のサイトで使ったパスワードを流用したり、覚えやすさを優先して誕生日や数字の並びのような推測されやすい組み合わせを使ったりしないでください。十分に長くランダムで、パスワードマネージャーに保存されたパスワードこそが、このメール不要の流れにおける本当の保険になります。

注文時に見落としがちな3つのこと

  • プランは後から変更できます:まず下位プランで試して、あとからアップグレードできます。差額は残り日数で按分されるので、「間違えて買ったらもう一度買い直し」と心配する必要はありません。
  • 通信量パックと月額プランは併用できます:両者は独立した課金ラインですが、同時に持っている場合にクライアントで表示されるのは同じ1本のサブスクで、通信量は規則に従って合算して消費されます。
  • 支払い方法は注文の送信時に選びます:3種類すべてに対応しているので、使いやすいものを選べば問題ありません。次回の更新時に別の方法へ変更することもできます。

ここまでで、アカウント、プラン、支払いの3つが完了しました。残るのは1つだけです。サブスクを取得して、クライアントに渡しましょう。

サブスクの取得:1本のリンクで5つの端末を同期

サブスクはこのサービスの中心となる考え方です。インストールパッケージでも、手動で入力するサーバー一覧でもなく、アカウントに紐づいた1本のアドレスです。クライアントがこのアドレスを読み込むと、その時点で利用可能なすべてのサーバーを自動で取得し、サーバーの増減にも自動で追従します。ここを理解しておけば、以降のクライアント操作はすべてシンプルになります。どのプラットフォームでもやることは同じ、サブスクのアドレスをクライアントに渡すだけです。

サブスクはどこで取得するか

パネルにログインすると、アカウント概要またはダウンロードセクションにサブスクの入口があります。パネルには、そのままコピーできるワンクリック導入の方法と、手動で入力するためのサブスクアドレスが表示されます。クライアントごとに導入方法が異なるため、パネルはクライアントの種類ごとに対応するボタンを用意しています。ワンクリック導入が使える場合はそちらを使えば、手動コピーの手間が省けます。

サブスクアドレスはアカウントに紐づいており、アカウントの状態によって変わります。プランが期限切れになったり通信量を使い切ったりすると、サブスクで取得できるサーバーが無効になります。これはクライアントの故障ではなくアカウント状態の問題なので、パネルに戻って更新するか通信量パックを追加購入すれば復旧します。

サブスクリンクの管理ルール

サブスクアドレスはアカウントのアクセス情報の1つです。これを手に入れた人は、あなたのプランの通信量を使えます。だからこそ、次の3つは習慣として守っておきたいルールです。

  • 公開の場に貼らない:掲示板、チャットグループ、動画のコメント欄などにサブスクアドレスを貼るのは、ほんの一時的であっても避けてください。
  • 共用環境にコピー&ペーストしない:共有PCやクラウドメモに貼り付けた場合は、忘れずに消去してください。
  • 漏えいしたらすぐに再発行:パネルにはサブスクをリセットする機能があります。リセットすると古いアドレスは即座に無効になるので、もう一度インポートし直せば済みます。

本サービスは閲覧内容を記録しませんが、サブスクアドレス自体はアカウント側の認証情報であり、管理の責任は利用者側にあります。このリンクをパスワードと同じ感覚で扱うことが、このサービスを使ううえでの基本です。

ワンクリック導入と手動入力

ワンクリック導入の仕組みは、クライアントが独自プロトコルを登録し、ブラウザでリンクをクリックするとクライアントが起動してサブスクが自動で入力される、というものです。利点は速さ、欠点はOSがプロトコルを正しく認識しているかに依存することです。ブラウザに「このリンクを開けるアプリが見つかりません」と表示された場合は、対象のクライアントが未インストールか、インストール後にプロトコルが登録されていない状態です。その場合は手動入力に切り替えてください。

手動入力の流れはどのクライアントでもほぼ同じです。クライアントを開き、「サブスク」または「プロファイル」のエリアで新規サブスクを作成し、パネルに表示されたアドレスを貼り付けて保存し、一度更新を実行します。更新が成功するとサーバー一覧が自動で表示され、サーバーを1つずつ追加する必要はありません。以下は手動入力時の記入例で、フィールドの形を示すためのものです。アドレスは明らかなダミー値なので、そのまま使わないでください。

# サブスクを手動追加するときのフィールド例(アドレスはダミー値。パネルに表示された実際のアドレスを使用してください)
サブスク名: VPNBu
サブスクアドレス: https://example.com/sub?token=YOUR_TOKEN
自動更新: オン(24時間に1回を推奨)

本サイトはどのページでも、固定のサブスクアドレスやインストールパッケージの直リンクを提供していません。サブスクはすべてログイン後のパネルから取得します。もしどこかのページがそのままダウンロードできる設定ファイルを配布していたら、それは本サイトの公式な入口ではありません。

サブスクを更新すべきタイミング

サブスクで取得するサーバー一覧は運用に合わせて変化するため、クライアントの自動更新をオンにし、24時間に1回の頻度にしておくのがおすすめです。次の3つの場面では手動で更新を実行してください。1つ目は、更新や通信量パックの追加購入をした直後。2つ目は、パネルでサブスクアドレスをリセットした後。3つ目は、特定のサーバーにつながらないのに同じ地域の他のサーバーは正常な場合で、まず更新してから判断します。

5プラットフォームのクライアント導入:OS別の手順

本サービスはWindows / macOS / iOS / Android / Linuxの5プラットフォームに対応し、同時接続台数は無制限なので、同じアカウントのスマホ、タブレット、PCを同時につないでおけます。導入の流れはプラットフォームごとに細部が異なるため、以下で順に説明します。どのプラットフォームのクライアントも、パネルのダウンロードセクションから取得します。公開された固定のダウンロードページはありません。

Windowsクライアント

  1. ダウンロードとインストール

    パネルのダウンロードセクションでWindows版を選び、ダウンロードが完了したらインストーラーを実行します。インストールは標準的なウィザード形式なので、既定の項目のまま進めて問題ありません。初回起動時にファイアウォールの確認が表示されたら、ネットワークへのアクセスを許可してください。許可しないとクライアントは接続を確立できません。

  2. サブスクをインポート

    クライアントを開き、サブスクまたはプロファイルの管理エリアで新規サブスクを作成します。パネルに表示されたサブスクアドレスを直接貼り付けてもよく、パネル側でワンクリック導入を押してクライアントを起動させ、自動で入力させることもできます。

  3. 更新してサーバーを選択

    サブスクを保存したら一度更新を実行すると、サーバー一覧が表示されます。遅延、地域、回線タイプで選びましょう。日常のブラウジングならダイレクト回線か中継回線で十分で、長時間接続する用途ではIEPL専用線を優先してください。

  4. システムプロキシを有効化

    クライアントの設定でシステムプロキシが有効になっているか確認します。Windowsではとくに重要です。クライアントが「接続済み」と表示していても、システムプロキシがオフだとブラウザの通信は高速化回線を通りません。

Windowsでよくある小さな問題は2つあります。1つ目はセキュリティソフトがクライアントのネットワーク権限をブロックし、接続できてもどのサイトにもアクセスできない状態です。クライアントを許可リストに追加すれば解決します。2つ目は複数のネットワークツールを同時にインストールしていて、システムプロキシの設定を奪い合うケースです。1つだけを起動しておくことをおすすめします。

5プラットフォームの違い一覧

プラットフォーム入手方法初回設定の重要な操作つまずきやすいポイント
Windowsパネルのダウンロードセクションシステムプロキシを有効化セキュリティソフトによるネットワーク権限のブロック
macOSパネルのダウンロードセクションネットワーク拡張の承認未承認のため通信を引き受けられない
iOSApp Store接続構成の追加を許可ステータスバーの表示を有効化と誤解する
Androidパネルのダウンロードセクション接続リクエストの許可、省電力制限の解除バックグラウンドでOSに終了される
Linuxパネルのダウンロードセクションサービスとして起動しログを確認失敗しても通知が出ない

インポート中にプラットフォーム固有のエラーが出た場合は、ヘルプセンターに症状別の対処項目があります。回線タイプと地域分布を先に把握したい場合は、サーバーページの一覧をご覧ください。

接続と確認:通信が本当に高速化回線を通っているか確かめる

クライアントが「接続済み」と表示していても、通信が本当に高速化回線を通っているとは限りません。初心者が最もはまりやすい落とし穴です。画面上の状態はあくまでスイッチの状態で、本当の判断基準は出口IPが変わったかどうかです。この章では、5プラットフォーム共通で1分もかからない3ステップの確認方法を紹介します。

3ステップの確認方法

  1. 出口IPを確認

    接続前に現在のIPを確認できるページへアクセスし、表示されるアドレスと所在地を控えます。接続後に同じページを再読み込みし、所在地が選択したサーバーの地域になっていれば、通信は確かに高速化回線を通っています。所在地が変わっていなければ接続が有効になっていないので、次の手順へ進みます。

  2. DNS解決を確認

    出口IPは変わったのに一部のサイトが開けない場合、よくある原因はDNS解決がローカル経路を通り、正しくないアドレスを取得していることです。クライアントでDNS関連のオプションがプロキシに追従する設定になっているか確認するか、公開DNSサービスを手動で指定して、もう一度試してください。

  3. アプリ別に確認

    ブラウザでの確認が通ったら、実際に使うアプリを開いてもう一度試します。アプリによってはシステムプロキシを通らず、個別に指定が必要です。アプリ別に確認することで「回線の問題」と「アプリ設定の問題」を切り分けられ、見当違いの方向で調べ続けるのを避けられます。

「接続済みなのに実際は通っていない」4つのケース

  • システムプロキシがオフ:Windowsや一部のLinuxデスクトップ環境でよく見られます。クライアント内部の状態は正常でも、システム側が通信をクライアントに渡していません。
  • ルールモードが対象ドメインを直結と判定:ルールセットがそのドメインを直結グループに分類しているため、通信は高速化回線を通りません。そのドメインをプロキシグループに追加すれば解決します。
  • アプリが独自のネットワーク経路を持つ:一部のアプリは内部に独自の高速化やプロキシ設定を持ち、システムプロキシより優先されます。
  • ネットワーク拡張が未承認:macOSやiOSでよく見られます。承認ダイアログをスキップまたは拒否すると、クライアントは起動できても通信を引き受けられません。

サーバー選択の基本判断

同じサーバーでも時間帯によって体感が大きく変わることがあります。これは不思議なことではなく、回線タイプと時間帯ごとの負荷が重なった結果です。簡略化しつつも精度を保った判断手順を示します。まず用途で分類し、次に時間帯で微調整します。

利用シーン優先する回線タイプ理由
AIチャットと文章作成ツールIEPL専用線1回のリクエストが長く、接続が切れたときのコストが高い
4Kストリーミングダイレクト回線または専用線帯域が重視され、ダイレクトは遅延が低く、専用線はより安定
日常のWebページとドキュメント中継十分かつコストが妥当で、専用線を占有する必要がない
ビデオ会議とライブ配信IEPL専用線揺らぎに敏感で、専用線の安定性がより重要
大容量ファイル転送専用線またはダイレクト回線長時間接続の場面では、持続的な帯域を優先

夜のピーク時間帯(おおむね夜間)はサーバー負荷が最も高い時間です。この時間帯に体感が明らかに悪化する場合は、同じサーバーに何度も再接続するのではなく、まずIEPL専用線に切り替えて試してください。逆に、深夜にダイレクト回線が快適なら、「より安定させる」ためにずっと専用線をつないでおく必要はありません。

「接続できたのに有効になっていない」ときの完全な切り分け手順については、ブログの出口IPとDNSを確認するチュートリアルでより詳しく、アプリ別確認の具体的なやり方も含めて解説しています。

日々のメンテナンスと更新:サービスを長く使えるようにする

インストールして接続し、確認も通ったあとに残るのは長期的な運用の話です。今月どれだけ通信量を使ったか、いつ更新すべきか、端末を替えるときの注意点は何か。普段は気にしなくて構いませんが、どこで確認してどう対処するかを知っておけば、いざというときに慌てずに済みます。

通信量の使用状況とリセット

パネルのアカウント概要では、現在の周期の使用済み通信量と残量を確認できます。月額プランの通信量は契約日を基準に毎月リセットされるため、リセット日は注文した日と同じ日です。リセット日が近づいて通信量が厳しくなってきた場合、選択肢は3つあります。上位プランへアップグレードする(差額は残り日数で按分)、通信量パックを購入して補う、リセット日を待つ。どれも併用可能です。

通信量パックはもう1つの独立した課金ラインで、使い切るまで有効、期限なし、月次のリセット対象外です。保険として向いています。月額プランの通信量が底をつきそうなときに通信量パックで補えば、すぐにプランを上げる必要はありません。逆に、毎月通信量パックで補っていることに気づいたら、プランが低すぎるということなので、直接アップグレードしたほうがお得です。

更新と期限切れ

月額プランの期限が切れる前に、パネルに通知が表示されます。更新はプランセクションで行い、支払い方法は引き続きAlipay / WeChat / USDTに対応しています。期限切れ後はサブスクで取得するサーバーが無効になり、クライアントではサーバー一覧が空になるか、すべて接続できなくなります。その場合はパネルに戻って更新すれば復旧し、クライアントの再インストールもサブスクの再インポートも不要です。

よくある誤解に「更新したらサブスクを再インポートしなければならない」というものがあります。実際にはサブスクアドレスは変わらないため、更新後にクライアントが一度自動更新すれば利用可能なサーバーを取得できます。更新後もクライアントが空のままであれば、手動でサブスクの更新を一度実行してください。

端末の変更と複数端末の管理

同時接続台数は無制限なので、端末を替えるときに「先に古い端末をログアウトする」必要はありません。新しい端末での流れは第5章のプラットフォーム別手順と同じで、クライアントを入れて、サブスクをインポートして、サーバーを選んで、接続する。これを繰り返すだけです。古い端末のクライアントは残してもアンインストールしても構いません。アンインストールしてもアカウントとサブスクには影響しません。

注意したいのはサブスクアドレスの管理です。端末が増え、コピー&ペーストの場面が増えるほど、リンクが漏えいする確率は高くなります。おすすめの方法は、新しい端末ではワンクリック導入を使って手動コピーを避けること。手動入力が必要な場合は、入力後すぐにクリップボードの履歴を消去してください。

サブスクをリセットすべきタイミング

パネルにはサブスクをリセットする機能があり、リセットすると古いアドレスは即座に無効になります。次の3つの場合は積極的にリセットすることをおすすめします。1つ目は、サブスクアドレスの漏えいが疑われる場合(公開の場に貼ってしまったことがあるなど)。2つ目は、通信量の消費が明らかに異常で、実際の使用と合わない場合。3つ目は、もう使わない端末を完全に切り離したい場合。リセット後はすべての端末で再インポートが必要になるのが唯一の代償です。

60日間の返金保証は初回の支払いから起算され、期間は長いものの無期限ではありません。返金を申請する場合、事前にクライアントをアンインストールしたり設定を消したりする必要はありません。返金は利用状況とは関係ありません。

アカウント安全のための日々の習慣

メール不要で登録したアカウントでは、安全性はほぼパスワード1点にかかっています。続けたい習慣は3つです。複数のサイトで同じパスワードを使い回さない。共用PCでパネルにログインしたままログアウトを忘れない。定期的にパネルで不審な注文がないか確認する。少しでもおかしいと感じたら、自分で対処するよりチケットでサポートに連絡するほうが早く解決します。

応用的な使い方:ルールモード、分流、複数端末の連携

基本の流れが問題なく動くようになったら、もう一歩進んで、クライアントを自分の使い方に合わせて調整しましょう。この章では3つを扱います。ルールモードとグローバルモードの違い、分流の設定方法、複数端末の連携です。どれも複雑ではありませんが、設定が決まると体験がはっきり変わります。

ルールモードとグローバルモード

グローバルモードはすべての通信を高速化回線に通す、シンプルで乱暴な方式です。代償として国内のサイトも遠回りするため、かえって遅くなり、ローカルネットワークを必要とする一部のアプリにも不向きです。ルールモードはルールセットに従って判断し、プロキシルールに該当するドメインは高速化回線を、それ以外はローカル直結を通ります。日常使いではルールモードを維持し、問題の切り分けや、特定のアプリがどうしても高速化回線を通らないときにだけ、一時的にグローバルモードへ切り替えて比較テストするのがおすすめです。

ルールセットはサブスクと一緒に更新されるため、手動で管理する必要はありません。本来は高速化回線を通るはずのサイトが直結になっている場合は、まずサブスクを一度更新してください。更新しても直らない場合は、そのドメインを手動でプロキシグループに追加することを検討します。

分流のよくある3つの設定

  • ドメイン別の分流:最もよく使われます。高速化したいサイトをプロキシグループにまとめ、それ以外は直結にします。ほとんどの日常シーンに適しています。
  • アプリ別の分流:デスクトップではプロセス単位、モバイルではアプリ単位で判断します。一部のアプリがシステムプロキシを通らない場合に適しています。
  • 地域別の分流:特定の地域のサーバーを特定の用途に固定します。たとえばストリーミングはある地域、業務は別の地域といった具合です。用途がはっきりしているヘビーユーザーに向いています。

分流の設定は最初から完璧にする必要はありません。おすすめは、まず既定のルールで1週間使ってみて、不満のあった場面を記録し、それから的を絞って調整する方法です。一度に複雑にしすぎると、問題が起きたときにどのルールが原因か特定しづらくなります。

複数端末の連携

同時接続台数が無制限なので、スマホ、タブレット、PCが同じ1本のサブスクで同時につないでおけます。これには2つの実用的な利点があります。1つ目は、端末間でアカウントを切り替える必要がないこと。2つ目は、外出先でスマホとノートPCを同時に接続したままにでき、どちらかを選ぶ必要がないことです。代償は通信量が同じ枠を共有することなので、複数端末で同時に動画を見る場面では使用量に注意してください。

もう1つの連携シーンは家庭内ネットワークです。家庭内のすべての通信をまとめて高速化回線に通したい場合は、ルーター側での設定を検討する必要がありますが、機器の互換性、性能の低下、分流戦略の取捨選択が絡み、すべての環境でやる価値があるわけではありません。ブログのルーターで家中をカバーする構成の実測比較では、向いているケースと向いていないケースを分けて解説しています。決める前に一度読んでみてください。

サブスクをより多くのクライアントで使う

サブスクアドレスは標準形式なので、さまざまなクライアントで読み込めます。つまり、すでに使い慣れたクライアントがあるなら、必ずしも本サイトが提供するものへ乗り換える必要はありません。使い慣れたクライアントにサブスクアドレスを入力しても、同じようにサーバーを取得できます。ただし、クライアントによってルールモードや分流設定への対応度が異なります。挙動がおかしいときは、まず公式クライアントで比較テストすると、サブスクの問題かクライアントの問題かを素早く切り分けられます。

用語そのものにまだ慣れていない場合、サブスク、ノード、回線タイプ、プロトコル、分流といった言葉がそれぞれ何を指すのかを、ブログの初心者向け用語早見表が1本の記事でまとめて解説しています。

トラブルシューティング:症状から原因を特定する

ほとんどの問題は4つの症状に分類できます。つながらない、つながったが有効になっていない、つながるが速度が出ない、クライアント自体の異常。プラットフォーム別ではなく症状別に調べるほうが効率的です。同じ症状なら、プラットフォームが違っても原因は共通していることが多いからです。以下、分類ごとに判断の順序を示します。

症状1:まったくつながらない

まずアカウントの状態を確認します。プランが期限切れになっていないか、通信量を使い切っていないか。この2つの場合、サーバーはすべて無効になり、「クライアントが壊れた」ときとほぼ同じ挙動になります。アカウントが正常なら、以下の順に調べてください。

  1. サブスクを更新

    サーバー一覧は運用に合わせて変化するため、まず手動でサブスクの更新を一度実行し、それから接続を再試行します。

  2. 別のサーバーに切り替える

    同じ地域の別のサーバーに切り替えて試します。他のサーバーが正常なら、特定のサーバーの問題なので、端末側の調査を続ける必要はありません。

  3. ローカルネットワークを確認

    高速化接続を切り、ローカルネットワーク自体が正常にインターネットへ接続できるか確認します。ローカルネットワークが不通のときは、どのサーバーにもつながりません。

  4. 権限と承認を確認

    第5章の該当プラットフォームの手順に戻り、システムプロキシ、ネットワーク拡張の承認、接続リクエストといった重要な操作がすべて完了しているか確認します。

症状2:つながったが有効になっていない

第6章の3ステップの確認方法へ進んでください。まず出口IP、次にDNS、最後にアプリ別の確認です。3ステップを終えれば、ほぼ具体的な箇所を特定できます。最も多い2つの原因は、システムプロキシがオフになっていることと、ルールモードが対象を直結と判定していることです。

症状3:つながるが速度が物足りない

まず「サーバーの選び方が合っていない」可能性を排除します。同じ地域で回線タイプの異なるサーバーに切り替えて比較してみてください。同じ地域内では、ダイレクト回線は通常遅延が低く、専用線は夜のピーク時間帯により安定します。切り替えて明らかに改善したなら、問題はサーバー選びにあり、端末側の設定をいじる必要はありません。

切り替えても効果がない場合は、次の点を検討します。1つ目は、端末側で帯域を大量に消費する他のプログラム(クラウド同期、OSアップデート、ダウンロードツール)がないか。2つ目は、ローカルネットワーク自体が混雑していないか。別の時間帯にもう一度測ってみてください。3つ目は、接続先サービス自体の応答速度です。特定の時間帯に遅くなるサイトもあり、それは高速化回線とは関係ありません。判断は簡単です。別の端末で同じサーバーに同時接続してテストし、両方とも遅ければ、問題は端末側ではない可能性が高いです。

症状4:クライアントの異常

  • 起動直後にクラッシュする:まずインストールパッケージがパネルのダウンロードセクションのものか確認し、それから再インストールを試します。古い設定ファイルは残しておいて構いません。再インストール後にサブスクを再インポートすれば済みます。
  • サーバー一覧が空:まずサブスクを更新します。更新しても空なら、アカウントの状態が正常か確認します。アカウントが正常なら、サブスクアドレスを一度リセットして再インポートします。
  • 接続後にシステムのネットワークが異常になる:まず接続を切ってネットワークが復旧するか確認します。復旧する場合は、クライアントのシステムプロキシとDNS設定を確認します。復旧しない場合は、ネットワークサービスか端末を再起動します。
  • サブスクの更新に失敗する:端末のネットワークから外部に正常にアクセスできるか確認します。ブラウジングは正常なのにサブスクの更新だけ失敗する場合は、しばらくしてからもう一度試してください。多くは一時的なネットワークの乱れです。

サポートに連絡すべきタイミング

上記の判断手順をすべて試しても解決しない場合、またはアカウント側の問題(注文の異常、返金、サブスクのリセット、アカウントへのアクセス権限)が発生した場合は、サポートに連絡しましょう。チケットの入口はパネルのチケットセクションにあります。送信時に次の項目を明確に書くと、対応が大幅に早くなります。使用しているプラットフォームとクライアント、具体的な症状、すでに試した手順、問題が発生した時刻。スクリーンショットは不要ですが、説明は具体的であればあるほどよいです。

9章はここで終わりです。ひとことだけ覚えるなら、アカウントが正常 + サブスクが更新済み + 出口IPが変化している。この3つが同時に成り立てば、サービスは正常に動作しています。